2009年2月23日月曜日

受賞

昨日は最初から最後までバッチリ第 81 回アカデミー賞をテレビで観ました。

ちなみに受賞式が始まる前に Pizza Pizza の Mediterranean Shrimp Pizza を宅配で頼んで食べたのですが、あまりお勧めしません。ちょっとがっかり。

さて、Hugh Jackman による司会はなかなかもものだったと思います。歌あり踊りありでそれなりに楽しませてくれました。

主演男優賞はミッキー ロークが取ると思っていたので、ショーン ペンの受賞は意外でした。Slumdog Millionaire はほぼ期待通りの受賞でしたね。日本からは短編アニメ部門で加藤監督の「つみきのいえ」、外国語映画部門では「おくりびと」が受賞しました。おめでとうございます。

自慢ではありませんが、今回ノミネートされた作品は一つも見ていないので、映画に関する感想は書けません。そこで日本人の受賞を観ていて感じた点について書きます。

賞を受ける、ということはものすごいことですが、外国 (アメリカ) で行われる授賞式に出るのだから、日本からの出席した監督たちも受賞スピーチを英語で用意しておけば良かったのではないかなあ、という点です。「いやあ、予想外でしたので準備していませんでした」と言われるかもしれませんが、ハリウッドの大御所と言われる俳優たちでも、あのような場でもきちんと感謝を表現できるよう、紙切れにお世話になった人たちの名前を書いて用意しています。とっさにスピーチをしなければならなくなっても、何も見ずに感動するような素晴らしいスピーチができる人がいますが、そういう人たちはかなり稀です。

加藤監督も滝田監督も一生懸命感謝を英語で表現していましたが、Thank You、Thank You だけではもったいなかった気がします。受賞スピーチとして与えられた 45 秒という限られた時間の中で、作品に協力した脚本家、プロデューサー、キャスティング担当者、衣装担当者、さらには製作中に理解を示してくれた家族の名前を一人ひとり出して感謝を表す - これができていたら良かったのでは、と思いました。

ただ、加藤監督が「Domo Arigato, Mr. Roboto」と言って会場の笑を取ったり、監督が「また来ます」的なコメントをしたのはユニークで良かったと思いますが。

アメリカやカナダの人は小さい頃からパブリック スピーキングの練習をすると聞いています。人前での話が苦手な傾向が強い日本人も、昨日のようなアメリカの舞台、いや、世界の舞台できっちりと格好良くスピーチができればいいですね。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

全世界に向けてメッセージを発信できる素晴らしい機会を得たわけですから、ぜひともそれを生かしてもらいたかったと思いました。
候補作品となったということは,受賞の可能性は20%もあるのですから、準備をするべき。英語が得意でないのならなお更のこと。
それでも、加藤監督のスピーチはきちんと理解も出来、ナショナル・ポストだったか、グローブ&メイルだったかは忘れましたが、最も感動的なスピーチと評していました。残念だったのは滝田監督。
意味不明の箇所もあり今年のアカデミー賞worst momentsの一つにもあげられたばかりか、スピーチのなかのフレーズ、I came here because of the films、をthe strangest と評していた報道もありました。せっかく栄えある外国語映画賞を取ったわけですから、紙を読みながらでも、きちっと、意味のあるメッセージを伝えて欲しかったです。

jottawa 管理人 さんのコメント...

匿名さん、せっかくコメントを頂いていたのに返信せずごめんなさい。同意見の方がいらして安心しました。